冷蔵庫にストックしたい! 「ミックス薬味」のレシピ&使い方
夏に旬を迎える「みょうが」と「大葉」。料理の味を引き締めるだけでなく、食欲増進や食中毒予防なども期待できるから、今こそたっぷり食べたい食材です。今回は、定番の薬味5種を合わせた「ミックス薬味」をフードコーディネーター・平尾由希さんに教えていただきます。
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平尾 由希
ひらお・ゆき
フードコーディネーター。雑誌やWEBでのレシピ連載、CMのフードコーディネート、企業の料理コンテンツや商品開発、テレビ・イベント出演、講演など多方面で活躍中。また「食を通じた地域おこし」をテーマに総務省の過疎地域自立活性化優良事例表彰委員を歴任し、故郷・長崎県のアンテナショップ商品選定委員や、地方の農水産物のブランディングアドバイザーを務めるなど、地域の食や食文化の輝かせ方を提案している。
そうめんや冷奴など、夏の定番メニューに欠かせない薬味たち。料理に彩りを添えるのはもちろん、特有の香りや苦味、辛味がシンプルな食材の味をよりおいしく引き立ててくれます。また「薬」という文字からもわかるように、消化促進や抗酸化作用など、からだにうれしい効果も期待できます。
でも、食事のたびに薬味を洗ったり、切ったりするのは地味にめんどう……。せっかく買っておいたのに、気づいたら冷蔵庫の隅で元気がなくなっていた……なんてことはありませんか?
そこで、『季節でいただくまいにち薬味』(主婦の友社)著者のフードコーディネーター・平尾由希さんに教えていただいたのが、冷蔵庫で3〜5日保存可能な「ミックス薬味」。時間があるときに作ってストックしておくと、いつもの食事がぐっとおいしくなります。あまりキッチンに立たない人も、これはきっと重宝しますよ。
ミックス薬味の材料は、大葉、生姜、みょうが、万能ねぎ、カイワレ大根の5種類。それぞれの風味が合わさることで、おいしさが増します。
- 大葉 6枚
- 生姜 1片
- みょうが 3本
- 万能ねぎ 1束
- カイワレ大根 1パック
1. それぞれの薬味を食べやすい大きさにカットする。
平尾さん
「薬味をたっぷり食べていると夏バテ防止になりますよ。カイワレ大根以外にも、ブロッコリースプラウトやマスタードスプラウト、レッドキャベツスプラウトでもおいしく作れます。薬味が主役になるくらいたっぷり乗せて、和洋中いろいろな料理に使ってみてください」
平尾さんがよく作るメニューも教えてもらいました。
また、昨年からアウトドアを積極的に楽しむようになったという平尾さん。キャンプの定番のBBQのときにも、ミックス薬味は大活躍しているそう。
平尾さん
「脂の多いお肉も薬味と一緒に食べると、さっぱりおいしくいただけます。薬味のシャキシャキとした歯触りがよいアクセントになりますよ」
もちろん、お魚やお肉といったメイン料理以外でも、ミックス薬味は大活躍! ごはんや汁物、冷奴など毎日の食卓に重宝します。
時間のある週末や、薬味がお買い得になっている日に作っておくと便利なミックス薬味。5種類の薬味が織りなす爽やかな風味や食感を、ぜひお試しください。
撮影:小野奈那子
編集:ノオト
ライター:関あやか
せき・あやか
有限会社ノオト所属の編集者、ライター。ヨガウエアやオーガニックコスメの販売経験から、好きな分野は料理、美容、健康、ライフスタイルなど、毎日の暮らしにまつわるなにげないこと。
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