漬け込みなしでふわふわ!忙しい朝でもすぐ作れる「フレンチトースト」
甘くておいしい「フレンチトースト」。世代を問わず人気の料理ではないでしょうか。今回は、時間のない朝でも簡単に作れるフレンチトーストのレシピを、料理研究家のゆかりさんに教えていただきます。
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料理研究家・ゆかり
料理研究家。調理師免許とたまごソムリエの資格を持ち、家でも簡単に料理を楽しめるような情報をメディアで発信している。YouTubeチャンネル「料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ / Yukari's Kitchen 」は、登録者数130万人を超える。
少しゆっくり起きた朝にふと食べたくなる、甘くておいしい「フレンチトースト」。でも「前日から漬け込んだ方がとろとろでおいしい」と聞いたことがあったり、いざ作ってみるとうまくパンに染み込まなくて卵液を無駄にしてしまったりと、なにかと手のかかるイメージ。
そんなフレンチトーストだけど、朝ごはんにぱっと食べたい!と、たまごソムリエの資格を持つ料理研究家・ゆかりさんに持ちかけました。すると「漬け込み時間はいりません! 朝起きてすぐでも、超簡単にできるフレンチトーストのレシピを教えますよ」とのこと。
簡単なフレンチトーストのレシピ、ぜひ教えてください!
- 食パン 1枚(4枚切り)
- 卵 1個
- グラニュー糖 大さじ1
- 牛乳 100ml
- バニラエッセンス 3〜5滴
- 無塩バター 10g
食パンは6枚切り1枚にしても大丈夫! 6枚切りの食パンを使うと、4枚切りで作るよりも厚みが出にくくなるのですが、そのぶん卵液が中まで染み込んでおいしいですよ。卵液の分量はそのままで大丈夫です。
【1】卵をとき、グラニュー糖を入れて混ぜる。
グラニュー糖は、入れたらすぐに混ぜるのが大切です。時間を置いてしまうと、グラニュー糖が卵の水分を吸って粒が残ってしまいます。砂糖の種類はお好みのものでOK! グラニュー糖を使えばすっきりとした甘さになりますし、きび砂糖を使えばコクのある味わいになります。
【2】牛乳とバニラエッセンスを入れて、混ぜる。
【3】食パンを縦半分にカットする。
【4】耐熱皿(もしくは電子レンジOKのプラスチック容器)に卵液を入れ、カットした食パンを浸す。
【5】卵液に浸した食パンを、電子レンジ(600W)で片面ずつそれぞれ30秒温める。
今回の時短テクニックは電子レンジ! 少し温めることで、卵液が食パンにぐんぐん染み込んでいきますよ。30秒加熱したら、一度取り出してひっくり返してからもう30秒温めてください。一気に1分温めてしまうと、卵液が固まってしまうかもしれないので注意です!
【6】フライパンにバターを入れて、弱〜中火で半分ほど溶かし、取り出す。
【7】食パンを並べ、フタをして弱火で3〜5分蒸し焼きにする。
フタをして蒸し焼きにすることで、ふっくらとした仕上がりになります。火加減は、焼いている音が聞こえないくらいの弱火でOK。じっくりと火を入れましょう
【8】焼き目がついたらひっくり返し、残りのバターを入れて3分焼く。
盛り付けたら完成です! 忙しい朝でも、15分くらいで簡単に作れますよ。お好みでフルーツやクリーム、シロップなどをかけて楽しんでください。
時短レシピで作ったフレンチトースト、お味はいかがですか?
ふわっふわでとってもおいしい! じっくりと中まで火を通しているので、食感がとても良いですね。レンチンで卵液もしっかりと染み渡っているので、じゅわっと甘さが広がります
そして今回、食パンだけでなくバゲットでもフレンチトーストを作ってもらいました。
こちらもとてもおいしい! バゲットの方が、内側のもっちり感と外のカリッと感の違いを楽しめますね。パンは乾燥している方が卵液を吸い込みやすいので、時間が経って固くなってしまったバゲットで作るのが良いかもしれません。今回の卵液の分量で、バゲット5〜6切れ分くらい作れますよ。加熱時間も変わりません。
編集部でも2種類のフレンチトーストをぱくり。すっきりとした、でもほっこりとした甘さが口いっぱいに広がって、とっても幸せな気持ちになりました。食パンとバゲット、どちらもそれぞれ食感が違って楽しい! すぐに自分でも作ってみたくなりました。
思い立ったらすぐに作れる簡単フレンチトースト。眠たい朝でも、3時のおやつにも。ぜひ作ってみてくださいね。
撮影:藤原葉子
編集:ノオト
中込有紀
なかごめ・ゆき
編集プロダクション・ノオトのライター/編集者。好きな食べ物は目玉焼きとラーメン二郎。
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