サーモス製品を長くきれいに
お使いいただくために
臭いや汚れ、カビを防いで、いつまでも清潔にお使いいただくために、基本的な製品のお手入れ方法をご紹介します。
日常のお手入れ
使い終わったあとは、部品を取り外し、食器用中性洗剤を使ってきれいに洗ってください。
水やお湯だけの使用でも、汚れの付着やサビが発生することがありますので、使用後のお手入れは必要です。
食器用中性洗剤とスポンジやブラシなどを使って、汚れを落とす。
洗剤を水できれいに洗い流し、十分に乾燥させる。
※内部に水分が残ったまま密閉すると、中でカビが発生することがあります。必ず⼗分に乾燥させてください。
ポイント
専用のボトルブラシがなくても、
スポンジを輪ゴムでハシに取り付けたら、即席ボトルブラシのできあがり。

ご注意
取り外した部品は必ず、正しく取り付けてください。
パッキンは取り付ける位置や向きが正しくないと、漏れの原因になります。
取り付け方が分からない場合は、取扱説明書をご確認ください。
<例>パッキン付け間違い


茶渋がついたとき・変色したとき
茶渋がついたり、内部が変色したりしたときは、「酸素系漂白剤」を使用します。
長期保管の前にお手入れすると、次に使うときに気持ちよく使い始められます。
ご注意
塩素系漂白剤は、⾦属本体には絶対に使用しないでください。さびや保温不良の原因になります。
本体内側の漂白
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1
本体にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れて、よく溶かす。
- ※ぬるま湯500mlに対して、酸素系漂白剤3gが目安です。
- ※漂白剤を入れたら、フタはしないでください。
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2 約30分放置する。
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3 スポンジやブラシなどを使って汚れを落とし、水できれいに洗って、よく乾燥させる。

部品の漂白
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1
ボウルなどの容器にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れて、よく溶かす。
- ※ぬるま湯500mlに対して、酸素系漂白剤3gが目安です。
-
2 約30分放置する。
-
3 スポンジやブラシなどを使って汚れを落とし、水できれいに洗って、よく乾燥させる。

ポイント
サーモスの酸素系漂白剤「マイボトル用漂白剤(APB-150)」には、目盛付きスプーンがついています。

ポイント
パッキンの汚れが取れない場合は、別売の部品をお求めください。
洗浄するとこんなに
きれいになります。
茶渋
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漂白前 -
漂白中 -
漂白後
変色
-
漂白前 -
漂白後
ザラザラしたものや水滴の跡がついたとき
ザラザラしたものや水滴の跡は、水に含まれるカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が固まったものです。
ミネラル成分を落とすには「クエン酸」を使用します。
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1
本体にぬるま湯とクエン酸を入れて、よく溶かす。
- ※ぬるま湯500mlに対して、クエン酸10gが目安です。
- ※クエン酸を入れたら、フタはしないでください。
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2 約3時間放置する。
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3 スポンジやブラシなどを使って汚れを落とし、水できれいに洗って、よく乾燥させる。

ご注意
クエン酸は、塩素系の製品と一緒に使わない(混ぜない)でください。
有害な塩素ガスが発生して危険です。
またクエン酸濃度が高いと破損の原因となる場合がありますので、使用する際は、必ず取扱説明書に従ってください。
ザラザラしたもの
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クエン酸使用前 -
クエン酸使用後
水滴の跡
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クエン酸使用前 -
クエン酸使用後
斑点状に赤いさびがついたとき
水に含まれる鉄分などが付着して斑点状の赤いさびが発生することがあります。
さびを落とすには「食酢」を使用します。
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1
本体にぬるま湯と食酢を入れる。
- ※ぬるま湯450mlに対して食酢50mlが目安です。
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2 約30分放置する。
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3 スポンジやブラシなどを使って汚れを落とし、水できれいに洗って、よく乾燥させる。

赤いサビ
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食酢使用前 -
食酢使用後
部品の消耗について(交換の目安)
パッキンやフタなどは、消耗品です。
熱湯に長時間接触していたり、繰り返し使用されることで、徐々に消耗します。
1年を目安にご確認いただき、表面にザラつきや損傷のある場合は交換してください。
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パッキン消耗の例
パッキンにひびが発生している -
中せん消耗の例
表面がざらついて、⽩っぽく変色している