スープジャーでオフィスランチにも！再流行中のアサイーボウルを手作りしよう
日本で再ブーム中のアサイーボウル。ハワイアンレストランやカフェなどで食べられますが、実はおうちでも作れるんです。さらに、スープジャーを使えば冷たいまま持ち運びもOK！アサイーボウルの手軽な作り方を、料理家の河原希美（のん）さんに教わります。
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河原希美（のん）
かわら・のぞみ
料理家・管理栄養士・自然医学アーユルヴェーダ講師
学生時代から続く肌荒れや不調を機に大学で栄養学を学び、卒業後は食品メーカーで勤務。その後「食養生」の観点から自然医学アーユルヴェーダを実践すると心身が一変。現在は料理教室やカウンセリング、レシピ開発など多方面で、日々の食と暮らしから心とからだを整える料理を発信する。著書に『ゆるっと整う やさしさごはん』（KADOKAWA）
Instagram：@non.food
Nadia：https://oceans-nadia.com/user/756329
おしゃれな見た目はもちろん、栄養価が高く、美容や健康が気になる方に熱い支持を受けているアサイーボウル。2013年頃、ハワイでの人気を受けて日本でもブームを巻き起こしましたが、Z世代のインフルエンサーが自身のSNSで紹介したことなどをきっかけに、今また若い世代からも注目を集めています。そもそも「アサイー」とは何でしょうか？のんさん、教えてください！
アサイーはブラジル・アマゾン原産のフルーツです。見た目はブルーベリーよりひと回りほど大きいサイズで深い紫色。果肉には抗酸化物質のポリフェノールを始め、鉄分やカルシウム、ビタミンE、食物繊維などさまざまな栄養素が豊富に含まれていて、食べることで美容や健康にも効果があると言われているスーパーフードなんです。暑い地域で育つ食材なので、体の熱を取り除く作用があり、アサイーボウルは暑い時期にもぴったりです。
日本では冷凍ピューレやパウダー状になったものを購入することができます。主に輸入食料品店やネット通販などで手に入りますよ。
「アサイーボウル」はこのピューレを使った一品、ということですよね？ハワイアンレストランやカフェで食べるもの、というイメージがありますが、家庭でも作れるものでしょうか？
「アサイーボウル」はアサイーをスムージーにし、フルーツやナッツをたっぷり盛り付けたワンボウルのスイーツです。華やかな見た目が魅力でもあり、「おうちで作るのは大変かも」と思われがちですが、意外と手軽に作れるんですよ。ブレンダーやミキサーがあれば、あとは材料を揃えるだけでOK！美容や健康に嬉しい成分がひと皿で摂れるので、好きな時におうちで作って食べられるようになるといいですよね。
今回河原さんに教えていただくのは、冷凍ピューレのまま使用する「アサイーボウル」のレシピ。うつわ代わりに使うのはサーモスの真空断熱スープジャー！食べ頃の冷たさが長持ちするので、オフィスランチやデザートにもおすすめですよ。
- 【スムージー用】
- アサイーピューレ（冷凍） 100g ※加糖、無糖はお好みでOK
- オーツミルク 50ml
- バナナ 1本
- 【トッピング用】
- グラノーラ 40g
- バナナ 1/2本
- ブルーベリー 40g
- アーモンド 10g
- ミント 適量
アサイーボウルはアサイーを使ったスムージーの上にフルーツやナッツなどを盛り付けますが、解凍して使うとサラサラとしたジュース状になってしまい、トッピングが沈んでしまうんです。ぜひ冷凍のままミキサーやブレンダーにかけましょう。
・スープジャーはあらかじめ氷を入れて冷やし、工程【3】の前に取り出す。
【1】 トッピング用のバナナは5㎜幅の輪切りに、アーモンドはザク切りにする。
【2】 ミキサーに、凍ったままのアサイーピューレ、オーツミルク、バナナを入れ、なめらかになるまで攪拌する。
今回は食物繊維が豊富で、自然の甘みがついているオーツミルクを使いました。牛乳や豆乳はたんぱく質が多く含まれている分、やや重めの食感になりますが、お好みで替えてみてくださいね。
【3】 スープジャーまたはうつわに【2】を入れ、【1】とグラノーラ、ブルーベリー、ミントを盛り付ける。
材料を切り、ミキサーにかけるだけなので、あっという間に完成しました！確かにこのレシピなら、思い立った時にすぐに作れますね。やさしい甘みとコクがありつつ、さっぱりとした味わいが楽しめます。スープジャーに入れれば冷たさが持続するので、朝サッと作って軽めのランチやデザートとして楽しむのもいいですね。
のんさん、他におすすめのトッピングはありますか？
イチゴなどのベリー系はもちろん、さくらんぼやスイカなど、夏らしいフルーツをのせても良いと思います！ナッツはアーモンドを使いましたが、ごまやなつめ、クコの実などもおすすめですよ。
気温がぐんぐん上がるこの時期は、熱中症や夏バテにも注意したいです。ひんやり冷たいアサイーボウルがあると、おうちでもオフィスでもリフレッシュできそうですね。暑さ負けしがちな体をいたわるためにも、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか？
撮影：山下コウ太
編集：Nadia
執筆：田窪 綾
調理師免許を持つフリーライター。惣菜店やレストランで8年ほど勤務経験あり。食分野を中心に、Webや雑誌で取材やインタビュー記事作成などを行っている。
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