フライパンで手軽にトライ! 夏井景子さんの「サクサク春巻き2種」
ちょっとハードルが高そうに見えるけれど、コツさえ覚えてしまえば誰でも簡単に作れる「手作り春巻き」。旬の具材を包み込むのもオススメです。料理家・夏井景子さんに、サーモスの深型フライパンを使った春巻きレシピ2種を教えていただきます。
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夏井景子
なつい・けいこ
料理家。板前の父と料理好きの母の影響で料理の道へ。「日々のごはんがちょっとした工夫で美味しくなって明日の活力になりますように」をコンセプトに、季節の献立作りやキムチ作りの教室を主宰。雑誌へのレシピ提供や商品開発などを行う。著書に『“メモみたいなレシピ”で作る家庭料理のレシピ帖』(主婦と生活社)など。
Instagram:https://www.instagram.com/natsuikeiko/
シンプルだけど、とびきりおいしい。そんなレシピを数多く考案してきた夏井さんに「水煮でも出来るたけのこ春巻き」と「缶詰を使った手軽な三角春巻き」のレシピを教えていただきました。
たけのこをメインに、緑が色鮮やかな豆苗とクリームチーズを加えました。クリームチーズを入れておくと、個性的な食材の組み合わせでも難なくまとまります。和風な印象もありつつ、バジルで洋風の香りもプラス。どんな食卓にも華を添えてくれる味わいです。
- 春巻きの皮 4枚
- たけのこ 100g
- クリームチーズ 40g
- 豆苗 1/2袋
- スイートバジル 4枚
- 醤油 大さじ1
たけのこは、長さ約10cm・幅2cm・厚さ5mmの短冊切りにして、醤油とあえてください。下味付けはこれだけです。さっそく春巻きを巻いていきましょう!
なるべくコンパクトになるように、上からギュッと押さえながら重ねます。たけのこは、春巻き1本につき2枚入れました。
写真のように、皮の内側にたけのこが見えてきたら、左右の皮を内側に折り畳みましょう。たけのこに絡めた醤油の水分で皮が破れやすくなっているので、皮を重ねて強度を補強します。
170℃以上になると、中に火が入らないまま皮だけが揚がってしまうので要注意。私の定番は「なたね油」。酸化しにくくて、ちょっと時間が経っても油の味が変わらないのが魅力です。
揚げ物は油はねが怖いけれど、この春巻きならそれほど心配もいらず、静かにカラッと揚がりました。続いて、夏井さんが教えてくれたのは、コロンとしたフォルムがかわいい三角春巻きです。
春巻きはどこまで簡単になるかを追求して、コンビニでも手に入る食材だけで作ってみました。からしを入れることで味が締まり、いくつでも食べられちゃいます。
- 春巻きの皮 2枚
- 焼き鳥の缶詰 1缶
- からし 適量
- 長ネギ 1/3本
焼き鳥のタレがたくさんついていると、油はねの原因に。キッチンペーパーで軽く拭いたり、箸で少し落としておきましょう。
焼き鳥はすでに焼いてあるので、ネギに火が通ればOK! この春巻きはサイズが小さいのですぐに揚がります。
2種類の春巻きがあっという間に完成! さっそく、アツアツの棒春巻きをほおばった夏井さん、その口元からはカリッ、サクッとおいしい音。お味はいかが?
たけのこに、醤油に、バジル。みんな個性的なのに誰もでしゃばらない、いいチームワークです。とろけるクリームチーズの塩気もたまりません。三角春巻きは甘辛い焼き鳥にからしがピリッと効いて、皮はサクサク。焼き鳥はふわふわ、ネギはとろ〜りで、味も食感も楽しい一品になりました。
ごはんにもビールにもあいそうな春巻きたち。オススメのつけあわせはありますか?
さっぱりとサラダとあわせるのが定番ですね。ただ、肉類を使っていないので、魚や肉とあわせてゴージャスに楽しむのも◎。追いポン酢、追いマヨネーズという手もありますよ。
どちらの春巻きも下ごしらえはほとんどなし。深型フライパンで揚げるレシピで、春巻きのハードルを一気に下げてくれた夏井さん、ありがとうございました! 最後に、サーモス深型フライパンの使い心地について、教えてください。
何より驚いたのは、この軽さ! 深型だけど、この軽さならしっかり振れるので、チャーハンなども気軽に作れそうです。最近は“フライパン一つで作れるレシピ”が人気なので、深さがあって鍋にもなるフライパンは一つあるときっと重宝しますね。
冷蔵庫にあるものを自由に包んで楽しめる春巻きと、一つあれば何通りも使えるサーモスの深型フライパン。ぜひおうちでお試しください。
撮影:小野奈那子
編集:ノオト
矢口 あやは
やぐち・あやは
ライター・編集・イラストレーター。大阪府生まれ。トラベル、アウトドア、サイエンスなどのジャンルで、雑誌やWEB、広告などを中心に活動。ヨットが好きで2020年に一級船舶免許を取得。
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