第2回 冬のあったかお弁当教室
『スープジャーで家事シェアしよう!』を開催しました
日々の家事の中でもハードルが高いと思われがちなお弁当作り。このため、夫婦共働きでもお弁当作りは女性の負担になっているようです。そこで、2018年11月11日(日)に料理家・弁当コンサルタントの野上優佳子先生とパパ料理研究家の滝村雅晴先生をお招きし、家族のためのスープジャーを活用したお弁当教室を開催しました。野上先生のママ目線、滝村先生のパパ目線による、家族がハッピーになる解決方法をお伝えします。
スープジャーは、家族みんなのレスキューツール!
平日の家事・お弁当作りは、女性の負担になりがち?
サーモス株式会社が20~50代の既婚男女・共働き夫婦を対象に実施した「家庭内での『平日の家事の分担』と『お弁当作り』に関するアンケート」の調査結果からは、「平日の家事、特にお弁当作りは女性の負担になっている」という結果が浮かび上がってきました。
平日の家事の分担割合について聞くと、男女とも「夫が1割、妻が9割」と答える人が最も多い結果に。
それぞれの夫婦ともに、「妻の負担が多い」という認識がわかりました。
具体的に男性、女性それぞれ「平日の家事の時間」を聞いたところ、男性で最も多かったのは「0分以上30分未満」。一方女性は「60分以上90分未満」の回答率が高く、男性よりも女性が家事を行っていました。
- Q. 平日、家事を行っている時間はどのくらいですか?
また、家事分担における悩みを聞いたところ、約2割の男性が「相手の負担が多い」と答え、女性側も「自分の負担が多い」と答えた方が約4割と、女性の方に負担がかかっていて、男女ともに気にかけていることがアンケートからわかりました。
家庭内でお弁当を作っているのは「女性」
家事の中でも特に時間と労力がかかる「お弁当作り」。どちらがお弁当を作っているか、調査した結果男性の約82%が「配偶者」、女性の約93%が「自分」と回答。お弁当作りは、圧倒的に女性が担っているようです。
- Q. 家庭内でメインでお弁当を作っているのは?
男性がお弁当を作らない理由は「配偶者が作ってくれる」
お弁当を作らない人を対象に「作らない理由」を尋ねたところ、男性のトップは、「配偶者・家族が作ってくれるから」(62%)。また、「時間がない」「朝早く起きられない」「手間がかかる」といった回答も多く、お弁当作りにも「時短」「手間短」が求められていることが明らかに。
さらに、お弁当を作らない20代男性の55%が「お弁当を簡単に作れるとしたら、家族や自分のお弁当を作りたい」と回答していて、「簡単に作れるならば、お弁当を作りたい」とも思っている人が多いことがわかりました。
調査期間:2018年11月6日~7日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国20~50代 既婚男女 共働き夫婦
有効回答数:1,699名(男性:833名、女性855名 各年代200名以上)
自家製ミールキットで無理なくお弁当作りをシェア
料理家・お弁当コンサルタントとして活躍する野上優佳子先生は、これまで300個以上ものお弁当箱を使ってきたというお弁当箱博士。そんな野上先生は、「スープジャー」をお弁当だけではなく、家の中でも活用しているといいます。
「仕事をしているので、子どもにずっと付き添っていられないこともある。子どもが受験のときには、夜食を作ってスープジャーに入れて『食べてね』と手渡していました。温かさが続くから、子どもの好きなタイミングで食べられるし、ずっとつきっきりにならないことが、親にとっても子どもにとってもプラスになったと思います。今の時代は、家族全員で毎日食卓を囲める家庭ばかりではなく、お父さんの帰宅が遅い家庭も多い。保温性の高いスープジャーを活用することで温め直しや盛り付けが不要になり、鍋などの洗いものも事前に片付けられるので、食べる人も準備する人もとてもラクになります」
スープジャーを使うとお弁当作りがより簡単になりますが、これはママに限ったことではありません。「子どもが小さい頃は私が料理をするのが当たり前と思っていましたが、今は社会人と大学生の娘が、小学生の息子のために食事を作ってくれます。お子さんが中学生になれば、スープジャーと、材料と調味料をセットにした『自家製ミールキット』を用意しておけば、あとは材料を電子レンジに入れてスープジャーに注ぐだけなので、お弁当作りをまかせることができる。子どもが小さいときはそばにいていつも食事を作る、学生になったら3食のほかに受験のための夜食を作るなどして背中を押してあげる、大学生や社会人になったら送り出すと、母親の役割も変わってきている。そんな家庭内のコミュニケーションを、お弁当や毎日の食事が担ってくれていると思います」
スープジャーが解決できること
- お弁当作りが簡単に!
- 1品でバランスのとれたお弁当が作れる。
- 保温調理で、調理が時短になる。
- 面倒な野菜の下ごしらえの作業を軽減。切る、皮むきの工程がラクになる。
- 工程が簡単なので、お弁当作りをシェアできる。
- 家庭内で使用するメリット
- 温め直さなくていい。
- 盛り付けずにそのまま食べられる。
- 片付けが簡単。
明日からできる「パパ料理」
~スープジャーの簡単お弁当作りで「家事シェア」
「男の料理」と「パパ料理」の違いって?
イベントの後半では、パパ料理研究家の滝村雅晴さんが、パパがご飯を作る「パパ料理」やお弁当作りのコツを自らの体験を交えて教えてくれました。日本で唯一の「パパ料理研究家」として活動する滝村さんですが、かつては毎日終電近くまで働くビジネスマンで、キッチンには立ったことがなかったそうです。それが、2003年にお子さんが生まれたのをきっかけに料理に目覚め、平日は仕事、週末は料理に没頭するように。
「今は男性でも料理をするという人は少なくないですが、いわゆる『男の料理』は、自分のお腹が減ったときに、自分の食べたいものを、自分の都合で作って食べる趣味の一環。それに対して、僕が推奨している『パパ料理』は家族が軸になっていて、妻や子どものお腹が減ったときに気づいて作る、“お父さんの家庭料理”です。ママがするように、“時間をかけすぎない”“道具や食材にお金をかけすぎない”“買い物・片付け・ゴミ捨てまできちんとする”“料理は美味しいこと”という4つの『パパ料理の掟』を設けています」
料理を無理なく習慣化するプロセスが大切
仕事で忙しい男性が自分のためではなく家族のためにパパ料理を作れるようになるには、少しずつ意識を変え、できることから実践していくのが大切だと話す滝村さん。
仕事が忙しくて家事や子育てに時間が作れないというパパも多いと思いますが、お子さんと一緒に過ごせる時間は有限。だからこそ、パパの料理の味を、子どもの思い出として残してあげたいと話す滝村さん。
「妻や子どものために家庭で気づいたことをすると、それが結果的に家事シェアになります。料理を作ることができなくても、まず会社を定時にあがる、食事の買い出しをするなど、やれることから始めるのがおすすめです。家事をシェアすれば、自分以外の家族が自由になれる。パパ料理はそんな愛情のこもった存在です」
スープジャーを使って「自分でできる家族のお弁当作り」を実践
調理実習では、滝村さん考案のスープジャーを使った『つゆだく肉じゃが』を作りました。まずは先生がデモンストレーションを行い、包丁の使い方、作業の段取り、調理場の整え方などを丁寧に解説。お母さんと一緒に参加した小6の女の子は「久しぶりに包丁を持ったから大丈夫かなって不安でしたが、滝村先生が包丁の持ちかたをわかりやすく説明してくれたので、上手に切れました」とうれしそうに話してくれました。
「野菜は皮とその内側に栄養分が多くあるので、じゃがいもやにんじんの皮をそのままにすれば、皮むきの手間も減らせて一石二鳥。野菜→肉の順番で切るとその都度まな板を洗う必要がなく、洗う作業を減らせます。また、慣れないうちは最初に材料をすべて切るようにすると、加熱調理の作業が落ち着いてできますよ」
実践することで小さなコツを覚え、その積み重ねで手際が良くなるのが料理。そこに便利なスープジャーを使うと、パパでもお子さんでももっと早く自分で料理ができるように。
「スープジャーなら保温調理ができるから、忙しい朝にもお鍋でさっと煮込むだけで、長時間加熱する必要はありません。ランチタイムには具材の中まで味がしみ込んだおいしい肉じゃがが完成。最初にスープジャーに熱湯を入れて、予熱するのがポイントですね」
そしてお待ちかねの試食タイム。限られた調理実習での保温時間はわずか30分でしたが、スープジャーのフタを開けると、温かい湯気とともにホカホカの肉じゃがが。じゃがいももにんじんもやわらかくなり、よく味がしみ込んでいました。小さなスープジャーの持つ保温調理の実力に、参加者からは驚きの声があがっていました。
また、滝村先生考案の「鶏むね肉のトマト煮スープ」と野上先生考案の「ニューイングランドクラムチャウダー」の試食も行われました。「鶏むね肉のトマト煮スープ」にはバゲットを合わせて、おしゃれなランチに。また、「ニューイングランドクラムチャウダー」は、つゆだく肉じゃがで使ったじゃがいも、にんじん、玉ねぎを使って作れるアレンジレシピ。参加者たちは、「こんな立派な一品料理がスープジャーで作れるなんて!」と感動しきりでした。
“ママにまかせっきりのお弁当作り”から
“家族でシェアするお弁当作り”に
高い保温力を持つサーモス真空断熱スープジャーの活用方法と、今すぐ真似できるレシピをご紹介した実践的なお弁当教室。これで、皆さんのお弁当作りのハードルも下がったのでは? 家族のために簡単にできることから、家事シェアを実践してみてはいかがでしょうか。